2023年11月16日

どちらかと言えば書士としての仕事

こんな電話を頂きました。

お金貸したまま、相手が飛んで住所が分からない


マジで良くある話です。


大体こういう時は、構えます。

何故か、探偵、興信所にはストーカーさんがいらっしゃいます。

過去には、「街ですれ違ったんですけど、この人の住所調べられますか?」



マジで、こんな電話来るんですよ!!1

望月「それ、ストーカー行為ですので、アウトですね~」と言ってそっと電話切ります。

実際にお金を貸してても、借用書が無い場合はそもそも依頼を受けませんし、例えばラインとかに金貸したの返してねって、中身のやり取りがあれば一考しますが、基本契約書が無い場合は危ないです。

話を本題に戻します。

依頼者の方は、借用書があると言うので、資料を持って来て頂きました。

そして、ここからが大変でした。借用書を見て絶句……

タイトルに借用書

〇〇(苗字のみ)さま 金いくらいくら借り受けました。 平成〇年〇月〇日 金借 太郎

分かりやすく書くとこんな感じ……

貸主が、フルネームじゃない点と住所の記載がない……

依頼者さんは住所は覚えていて、住宅地図をみてみると、番地は会ってるけど、住宅地図の名前は変わって居る…

どう攻めようか思案してたんですが、まともに市役所に行っても弾かれるだろうし、古い住宅地図に記載有れば、疎明資料で何とかなるのか??

ってことで市役所に電話!



結論から言うと、過去の住宅地図に、借りた側の苗字があり、住民票の除票と一致すれば、現在の住民票出しても良いよとのこと。

丁度その頃、依頼者さんが、一枚だけ、住所の書いてある、借用書を発見!

コレは、図書館との合わせ技で何とかなるか!!


紆余曲折ありましたが、疎明資料は、揃いました。

後は、市役所に行って、内容話して、担当の方に、30分位事情説明して、疎明資料と委任状を持っていかれた時に、コレは通ったって思いました。



とう言うことで、借主の住所を特定でき、お手紙発送して、この件はひとまず落ち着きました。

最大の問題はこの先で、借金返して貰わないと、仕事した意味が……